葬儀や法要で困る前に

葬儀が必要になったら菩提寺に相談を

親や親族が高齢になると、気になるのが葬儀やお墓の問題ではないでしょうか。自分の菩提寺がどこか分からないと、いざというときに葬儀をどこに依頼して良いか分かりません。ですから親や親族が元気なうちに、しっかりと菩提寺について話をしておくことが必要でしょう。
もしも親や親族が亡くなってしまった場合、医師から死亡を告げられた段階で菩提寺に連絡を入れなくてはいけないそうです。枕経をお願いしなくてはならないため、すぐに連絡を入れ、きてもらったタイミングで葬儀の日時などを相談しましょう。
枕経をしない場合でも、菩提寺に亡くなった連絡は入れなくてはいけないそうです。予定を聞いて葬儀の日時を伝えておくと、菩提寺のほうでも段取りを組んでくれるようです。
電話した際に相談しておくのは、葬儀の日時と場所、戒名と僧侶の人数だそうです。きてもらう僧侶の数によって用意するお布施の内容も変わったり、交通手段も変わるため、事前にしっかりと情報を伝えておくことが大切なようです。
また、戒名は遺族や故人の希望がある場合もあるので、こちらも事前に伝えておくことが必要なようです。

菩提寺以外に葬儀をお願いする場合

最近では故郷から遠く離れ、都心で暮らす人が増えているため、もしものときに葬儀が必要になっても、菩提寺にきてもらえない場合もあるかと思います。
その場合、近くのお寺や葬儀会社から紹介されたお寺などに葬儀をお願いすることになりますが、その際にも菩提寺には必ず亡くなった旨の連絡は入れましょう。
もし連絡を忘れた場合、納骨をしようとして断られてしまったり、戒名を変更するなどの手間がかかることがあるそうです。よほどのケースでない限り、ここまで最悪な事例になることはまずないようですが、トラブルに発展しないよう事前に菩提寺へ連絡を入れることを忘れないようにしましょう。

真如苑でできるお墓の相談

もしも菩提寺をもっていない場合は、お寺などに相談しなくてはならないでしょう。真如苑は世界中に100万人以上もの信徒をもつ仏教教団で、信徒になっていれば真如苑で葬儀や法事の相談をすることができるそうです。
真如苑は東京総本部を拠点に、世界中に100カ所以上もの寺院があるため、自分の住む地域の近くの真如苑で相談することが可能なようです。
信徒になるにはもともと信徒である人と一緒に訪問し、その人から教えや精進のサポートを受けてからになるそうです。
いきなり入信するのは抵抗があるという場合は、まず信徒の人と一緒にお参りや法要に参加してみると、どのような雰囲気なのか確認することができるでしょう。また、もしも家族がすでにほかの宗教に入信していても、改宗する必要はないようです。